2010年1月13日水曜日

CTの結果

 昨日撮ったCTの結果をもって先生がいらした。
部屋の外の、窓辺でお話をする.

先生「レントゲンのわりにガフキーが多いのでCT撮ったのですが」
といって輪切りになって画像を窓にかざしてみせてくれる.

先生「レントゲンでは見えなかったのですが肺に穴が見つかりました.」
私「....」
写真に黒い穴が映っている。結構大きい。
先生「穴があるとそこに菌がたまっているので治りにくい
排菌がなくなりにくいので、入院期間が長くかかる事があります」
私「どの位ですか」
先生「2カ月から半年かかる人もいます」
私「2カ月は必須ですか?」
先生「必須です」
私「....」


先生「それから、胸に影があります」
私「乳がんってことですか?」
先生「いや、わかりません。しこりがあるか触ってもらって」
私「検査できないんですか」
先生「結核治療が終わらないとムリです」

私「....」
先生「すいません」

なぜか先生が謝って下さる.

その場で泣き崩れる、ことはないけれどショックを受ける.

私結核の上に乳がん?
あ、逆かも。ガンで免疫落ちて、結核なのかな.
どちらにしても結核も重症な上に、ガンは治療できなくて
このまま死んじゃうのかも.


部屋に戻るとやっぱり涙が出てきた。


看護師のAさんが、薬の副作用で尿、涙、汗は
全部オレンジ色になるっていってたけど
涙は無色でした。 (尿は蛍光オレンジ色になります)


夜になると、退院がきまったKさんがお部屋に遊びにきて、Aさんと3人でお話する。Kさんは建築をやっていらしたらしく絵のスケッチをみせてくれる。

Kさんは明日、最短の1カ月で退院。とても嬉しそう。

さっきまでは「私もKさんみたいに早くでれることもあるのかも」、と思っていたけれど、先生に「最低2カ月で半年もありえる」といわれた事が重たくのしかかる。

暗くならないように振舞って、疲れた。

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