昨日撮ったCTの結果をもって先生がいらした。
部屋の外の、窓辺でお話をする.
先生「レントゲンのわりにガフキーが多いのでCT撮ったのですが」
といって輪切りになって画像を窓にかざしてみせてくれる.
先生「レントゲンでは見えなかったのですが肺に穴が見つかりました.」
私「....」
写真に黒い穴が映っている。結構大きい。
先生「穴があるとそこに菌がたまっているので治りにくい
排菌がなくなりにくいので、入院期間が長くかかる事があります」
私「どの位ですか」
先生「2カ月から半年かかる人もいます」
私「2カ月は必須ですか?」
先生「必須です」
私「....」
先生「それから、胸に影があります」
私「乳がんってことですか?」
先生「いや、わかりません。しこりがあるか触ってもらって」
私「検査できないんですか」
先生「結核治療が終わらないとムリです」
私「....」
先生「すいません」
なぜか先生が謝って下さる.
その場で泣き崩れる、ことはないけれどショックを受ける.
私結核の上に乳がん?
あ、逆かも。ガンで免疫落ちて、結核なのかな.
どちらにしても結核も重症な上に、ガンは治療できなくて
このまま死んじゃうのかも.
部屋に戻るとやっぱり涙が出てきた。
看護師のAさんが、薬の副作用で尿、涙、汗は
全部オレンジ色になるっていってたけど
涙は無色でした。 (尿は蛍光オレンジ色になります)
夜になると、退院がきまったKさんがお部屋に遊びにきて、Aさんと3人でお話する。Kさんは建築をやっていらしたらしく絵のスケッチをみせてくれる。
Kさんは明日、最短の1カ月で退院。とても嬉しそう。
さっきまでは「私もKさんみたいに早くでれることもあるのかも」、と思っていたけれど、先生に「最低2カ月で半年もありえる」といわれた事が重たくのしかかる。
暗くならないように振舞って、疲れた。
0 件のコメント:
コメントを投稿