K君の入院騒ぎ。
事前のメールのやりとりで脊髄損傷で首から下は動いていないといいつつ、普段とまったく変わらないメールが返ってくる。
手動くのかな???と思いつつIさんと2人でお見舞いに行ってきた。
立川駅から小一時間の整形外科専門病院。到着したら、大きい病院なんだけど受付もないし、誰も人がいない。。休日とはいえ、閑散とした感じ。
病室のあるフロアに着いたら、、車椅子で普通に動いている人ってK君??
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私「K君???」
K「あ、お久しぶりですー」
私「ベッドから動けないかと思ったら、なんか以前と変わってないんだけど。。」
K「みんなそういうんすよーーー。でも胸から下全然動いてないっす!」
私「ほんとに??でもよくなるんだよね」
K「いや、回復するというよりは残った機能を使っていくっていう感じっす。」
しかし、落ち込んだりする気配も微塵もなく、たんたんとリハビリに取り組んでいる。
私「ご両親はなんておっしゃっているの?」
K「生きていてよかったって」
私「会社は?(地元の建築会社)」
K「手術した翌日に元上司が病院にきてくれて叱られました(会社は神奈川で病院は新潟)。翌々日には社長と副社長がきて「会社に戻ってこい」っていってくれました」
ここで思わず泣いてしまった。
手術直後なんて、身体が一ミリも動いてないし、どこまで回復するか全くわからないのに。
私「いい会社だね(;_;)というかK君そんないい社員だった????」
K「ちゃんと仕事してたじゃないですかーーー。でもホントに小さいけどいい会社です。大手だったら首になっていたかなとか思います。今は家のリフォームを車椅子用にしないといけないので、自分の会社に発注してその設計をしてます(・∀・)」
私「手は動くようになるの?(今はものもつかめないけどタッチパネルだとなんとか使える)」
K「製図とかはむずかしんっすけど、パソコンはなんとか使えるようになれるみたいなんで。一級建築士の試験勉強してます。リハビリとかがあるんで一日4時間しか勉強できてないっす。」
私「(;_;)」
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彼は以前入院していたとき、1日12時間位?勉強して2級建築士を一発で合格。今回も今できることをたんたんとやっている。
K君って何があっても本当に変わらない。強靭な精神力なのか、神経がどっか足りないのか。
K君ってすごいない?
お見舞いいって元気をもらってしまった。
「またお見舞いいかせて」とメールしたら
「大歓迎っすよ」だって。
10月にもまた行くね。