Aさんが隣のロー病棟に移り、今は私とOさんと、I様の3人部屋。
なるべく、I 様に触らないように過ごしていたのだけど
昨晩、I様とOさんとちょっとした事件があった。
Oさんはネフライザー(薬剤を経口吸入する器具)を朝、晩と2回をなさる。
ネフライザーはやる人とやらない人がいて、先生の指示があった人のみ。
ネフライザーはガーっと、音が響くから
Oさんは周囲に気を遣って下さるけれど
治療なのだから気を遣う必要なんて全くない事なんだけど。
これが事件の発端。
(以下、ちゃんと聴いていなかったけど大体はこんな感じ)
I様「ちょっと、Oさん、ネフライザー何時からやるの?」
Oさん「看護師さんがもってくるからはっきりした時間はわからなくて」
I様「そう。私、20時からテレビ観たいのよ。」
Oさんが切れて、看護師のHさんに訴えた。
「こちらだっていつもうるさくして申し訳ないと思っているけれど、
これは治療で誰も好きで入院しているわけではない。
テレビ観たいからといわれても困るのよ。」
看護師のHさんは「なんとかしないと!」と
思ったみたいで就寝前に、Iさんに
Hさん「あのね、私達がちゃんとお伝えしてなかったのが悪いのだけれど
ネフライザーは治療で先生からやる時間も決められているもので
なので、、。」
I様「あたしゃ、何時から?って聞いただけで何にもいってやしないよ。
なんだよ、私が悪いみたいに」
Hさん「そうじゃなくて、Iさんだけでなくて今皆さんにお伝えしているんだけど。」
Hさんが去ってから
I様「(Oさんに)悪かったわね」
Oさん「いや、いいのよ」
I様「あたしゃ、時間を聴いただけなんだよ。それだけなのに。。(なぜかだんだん1人で興奮してきて)皆いってんだよ!ネフライザーうるさいって。聴こえやしないってみんないってんだよ!!」
Oさん「。。。」
消灯(21時)過ぎてたからカーテン閉めてたけど、I様と私のベッドは隣で50㎝ほどしか離れてない。
やっぱりI様恐ろしすぎて
これ以上同部屋はムリ。
看護師のHさんが夜の見廻りで戻ってくる。
部屋の空気を察したらしく、私のカーテンを開けて
Hさん「(小声で)ごめんねー。私のいい方が悪くて」
看護師さんは仕事だけでも神経と体力を使うのに、患者同士の人間関係まで対処するなんて、本当に大変だなと思う。
結局、この夜も(隣が恐ろしすぎて)寝れず、部屋の外で過ごしていました。
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