遠藤周作の本などでは昔の結核サナトリウムでは患者同士の恋愛や結婚などもあったらしいのだけれど。
今は
1) 90%以上が高齢者
2) 患者同士の交流はあまりない(高齢者以外は部屋にこもりがち)
3) 昔に比べて入院期間が短い
4)薬飲めば治るので悲壮感なし
なのでありえない。
と思っていたんだけど
以下は私が退院してからの話(患者仲間に聞いた)。
Hさん(60代独身男性)は4カ月位入院していた人で、いつもディルームで同じく長期入院仲間と食事したりテレビをみたり、ヒマとかご飯がまずいとか、愚痴をいいあっていた。
私が退院する日の朝、ディルームの冷蔵庫に行ったら
「いいねぇ、おじさんはいつでれるかわからないよ。はぁー」大きくため息をついていた。
ところが、Hさんは私が退院直後に、2回目の陰性出て退院となった。
念願の退院がきまったのに
「急にいわれても。。」
とモゴモゴいって退院を先延ばししている。
あれだけ退院したがっていたのに??
と周囲は不思議がっていた。
Hさん退院したくなかったのは
なんと
「好きな人がいたから」
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